イベント

日時
2018年10月19日 (金)  15:00 — 16:30

概要

グリーン科学技術研究所 大西研究室主催 講演会を開催します

 

 

 【講師】

 桧原 健一郎  先生

 (吉備国際大学 農学部)

 

 

 【演題】

 「植物発生・器官サイズを制御するシトクロム P450 の代謝産物、シ
  グナル伝達経路の解明に向けて 」

 

 

【日時】

  10月19日(金) 15:00〜16:30

 

 

【場所】

  静岡大学静岡キャンパス 農学総合棟405号室

 

 

【概要】

Cytochrome P450 (P450, CYP) は、地球上ほぼ全ての生物に存在するモノオキシゲナーゼファミリーの総称である。P450 が関わる反応は非常に多岐に渡り、植物では植物ホルモンの生産を含めた二次代謝産物の多様性に寄与している。

 イネにおいてCYP78A13 遺伝子を欠損するge (giantembryo) 変異体とCYP78A11 遺伝子を欠損するpla1 (plastochron1) 変異体が同定されている。
ge変異体は種子において胚が肥大化する表現型を示すが、pla1変異体は葉間期が短縮し相転換に異常をきたすなど地上部に表現型が観察される。
 CYP78 は近年の様々な研究から多くの植物種において葉や花といった側生器官や果実サイズを制御する新規植物ホルモンを生産することが示唆されているが、その基質、生合成経路、生体内でのシグナル伝達経路などは明らかになっていない。

 本研究ではCYP78 が生産する新規植物ホルモンを同定することを目的として、まずpla1とgeの表現型の違いに着目し、イネに存在する8つのCYP78遺伝子の機能解析や発現比較を行い、各変異体の表現型の違いを生み出す要因について検証を行った。また、順遺伝学的アプローチから、CYP78の多重変異体の作出やCYP78を介した経路で働く分子の同定を試みている。

 本発表では、これまでに得られた研究成果やCYP78 の基質やそのシグナル伝達経路の同定に向けて取り組んでいる他の研究についても併せて概説する。