教職員
竹本 裕之(たけもと ひろゆき)

- 研究支援室
- 技術専門職員
- Email:takemoto.hiroyuki[atmark]shizuoka.ac.jp
- TEL:054-238-4834
野に咲く花々を訪れるミツバチはどうやって蜜の多い花を効率良く見つけているのでしょう。昆虫は高性能な感覚器を備え、彼らの多くが嗅覚により化学物質を受容して手掛かりとなる情報を得ています。生物間相互作用において情報のやり取りに用いられる化学物質は情報化学物質と呼ばれています。私はとくに植物が放つ「におい・香り」に焦点を当て、情報化学物質としてどのように機能しているのかを、機器分析的手法と比較行動学的手法を用いて研究しています。生物の生態は我々の想像をはるかに超えるほど英知に富んでおり、個々の生物にはすばらしい能力が進化しています。生物の研究を通してそれらを学び、人間社会の医療技術や農業技術に貢献することを目指したいと思っています。分析機器の管理運用とその補助が主な仕事です。