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ニュース 2026.02.01

【論文】新谷教授の論文がmBioに掲載 2025/Oct

【論文】新谷教授の論文がmBioに掲載 2025/Oct

論文タイトル:The transferable resistome of biosolids—plasmid sequencing reveals carriage of clinically relevant antibiotic resistance genes

年:2025年(Published: 17 October 2025)

掲載先:mBio(Research Article)Volume 16, Issue 11(Issue date: 20 October 2025)

著者:Kristin Hauschild, Masato Suzuki, Birgit Wolters, Maho Tokuda, Rin Yamazaki, Megumi Masumoto, Ryota Moriuchi, Hideo Dohra, Boyke Bunk, Cathrin Spröer, Masaki Shintani*, Kornelia Smalla*(静大関係者に下線,*責任著者)

DOI:10.1128/mbio.02068-25

研究の要点

下水処理場から出る「下水汚泥(バイオソリッド)」には,薬が効かなくなる性質(薬剤耐性)を運ぶ遺伝子が,他の細菌に移動できる形で存在していることが分かりました.

一言要約

肥料として使われる下水汚泥は,薬剤耐性遺伝子が広がる「中継地点」になり得る.

背景(なぜ重要か)

私たちが使った抗生物質の多くは,体内で完全に分解されず,下水として流れていきます.
それらは下水処理場で集まり,最終的に「バイオソリッド」として農地の肥料に再利用されることがあります.問題は,そこに抗生物質に耐性をもつ細菌や遺伝子が含まれている可能性があることです.
もしその遺伝子が他の細菌に移ってしまうと,人や動物の病気が治りにくくなるリスクが高まります.

このような「環境 → 食べ物 → 人」へとつながる問題は,ワンヘルス(One Health)という考え方で世界的に注目されています.

なにをした:ドイツの12か所の下水処理場からバイオソリッドを採取し,そこに含まれる細菌から,「他の細菌に移ることができるDNA(プラスミド)」を実験的に回収.回収したプラスミドを詳しく解析し,どんな薬剤耐性遺伝子を持つか,どんな仕組みで移動するか,をDNAレベルで調べました.

何が分かったか(主要結果):多くの下水処理場のバイオソリッドから,薬剤耐性遺伝子を運ぶ「移動可能なプラスミド」が見つかりました.それらのプラスミドは,複数の抗生物質に対する耐性や,消毒剤や重金属への耐性をもたらす遺伝子群を同時に含むことがありました.さらに,世界中の環境や病院で見つかっているものと非常によく似たプラスミドも確認されました.下水処理場の規模に関係なく,こうしたプラスミドが存在していました.

価値・応用

下水処理場が,薬剤耐性遺伝子が集まり,広がる「ホットスポット」であることを実証し,バイオソリッドを安全に農地で使うために,処理方法の改良,薬剤耐性リスクを考慮した管理,の必要性を示しました.これは,環境・農業・医療をつなぐ薬剤耐性対策の科学的根拠を提供するものです.

キーワード:薬剤耐性,下水処理場,バイオソリッド,プラスミド,遺伝子の水平伝播,ワンヘルス(One Health),臨床と環境の連関

連想モチーフ

遺伝子の「引っ越し」,下水処理場という交差点,肥料から食卓へ,つながる環境・農業・医療

本稿は、掲載論文(URL)に基づき生成AIを用いて要約・表現を作成しています。内容の正確性には配慮していますが、解釈や表現の過程で不正確な記載が含まれる可能性があります。正式な情報は原論文をご確認ください。

 

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