研究活動アウトプット
DICOMO2026にてヒダヤット ダニスアディラさん(情報学専攻/峰野研究室)がヤングリサーチャー賞受賞
2026年6月24日-26日、メルキュール福岡宗像リゾート&スパにて開催された情報処理学会「マルチメディア、分散、協調モバイル(DICOMO2026)シンポジウム」にて、ヒダヤット ダニスアディラさん(情報学専攻/グリーンAI研究コア・峰野研究室)が「ヤングリサーチャー賞」を受賞しました。
受賞した研究発表は以下の通りです。
●ヤングリサーチャー賞
講演番号:5H-1
発表者: ヒダヤット ダニスアディラ
共著者: 海老沢 源,小池 誠 (静岡大),小川 晋,土岐 賢介,田代 貴志 (株式会社大和コンピューター),峰野 博史 (静岡大)
題目: 生長モデルを用いたメロン生育過程評価と品質推定の検討
【概要】
温室メロンは一樹一果で栽培される高級農芸品であり,生育段階によって異なる環境管理が求められることが知られている.これに対し,生産者は果実の状態を定性評価し,理想状態との乖離に応じて環境を制御して肥大・網目形成を促すという高度な管理を行う.そのため,技術の継承が困難になるという課題がある.本研究では,計測した温室メロンの時系列な生育データと,網目発生日を起点とした有効積算温度時間軸による生長モデルを用いて,生育状態の推定と,栽培途中データからの生育不良の検知を目的とする.先行研究で確立した分岐点数に基づく網目定量化の手法に加え,方向別の網目形成量を定量化することで,生産者が着目する生育イベントを機械的に算出する手法を考案した.また,有効積算温度を生育日数として分析することで,従来課題とされていた季節ごとの生長速度の違いを正規化できることを確認した.さらに,統合したデータセットを用いて,RFEによる特徴量選択の傾向から生育傾向の分析を行い,網目発生から一定の熱量の段階で収穫時品質の推定と生育不良個体の検知できる可能性を示した.
※グリーン科学技術研究所/情報学部情報科学科の峰野研究室では、株式会社大和コンピューターとの農地創造研究に関する共同研究にて、高品質メロンの栽培支援技術の研究を進めています。
なお、本研究は、JST創発的研究支援事業(JPMJFR201B)の支援も受けて実施されました。
研究課題名:マルチモーダルフェノタイピングによる適応型情報協働栽培手法の確立
研究代表者:峰野 博史(静岡大学 グリーン科学技術研究所/情報学領域)
